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■ JavaScript - 基礎知識 - 選択型プログラム - 32.switch文
switch文は多分岐命令です。
複数の条件を設定し、満たしている場合に処理を行います。
具体的には、
「条件1を満たしている場合には処理1を行う、条件2を満たしている場合には処理2を行う、
条件3を満たしている場合には処理3を行う……」
と言った事を指定できます。
書式は、
switch(変数)
{case '条件1':実行命令1;
break;
case '条件2':実行命令2;
break;
case '条件3':実行命令3;
break;
default:実行命令4;
break;
}
と記述します。
例えば「試験の点数が85点以上ならば評価A、65点以上ならば評価B、35点以上ならば評価C、
それ以外ならば評価D」と言った処理をしたい場合。
switch(試験の点数)
{case '85点以上':評価A;
break;
case '65点以上':評価B;
break;
case '35点以上':評価C;
break;
default: 評価D;
break;
}
と記述します。
条件は必要に応じて、幾つでも設定できます。
また、一つの処理の最後には必ずbreakを書きます。
breakを書かない場合、上から順に該当した条件の処理を全て実行してしまいます。
例えば上の例ですと、試験の点数が90点以上の人がいた場合は85点以上、
65点以上、35点以上の場合全ての処理を実行してしまいます。
ですから必ずbreakを書くようにして下さい。
(ただし意図的に全ての条件を実行したい場合などは、それに限りません。)
defaultは、全ての条件に当てはまらない場合に実行されます。
条件に当てはまらない時に何も処理したくない場合は、defaultは書かなくても問題ありません。
複雑なプログラムになってきますと、switch文では荷が勝ちすぎるかと思います。
また、if文を使用した方が後でメンテナンスする際にやりやすいと言う点もありますので、
switch文の多用はあまり推奨できません。
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