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■ JavaScript - 基礎知識 - 反復型プログラム
   - 38.break文

 break文は、ループの途中で、ループから抜け出す命令です。 ループの途中である条件が満たされた場合、ループの処理を変更する役割を持っています。

 例えば「0から30までの各数値の和を変数aに求め、aの値が50を超えたら処理を中断する」場合。

   a=0;
   for(i=0; i<51; i++)
     { if(a>50)break;
      a+=i; }

   alert(a);
 と記述します。

 まず変数aを0で初期化します。
 続いてforループを開始します。
最初に変数iを0で初期化します。
 次にループの条件判定を行い、変数iが50以下ならばループを続行します。

 続いてif文の条件判定を行います。
変数aが50を越している場合は、そのままループを抜けます。
 最後のalert(a);で、最終的な結果を画面表示して、このスクリプトを終了します。

 もし変数aが50以下ならば、if以下の命令(break文)は無視されます。
a+=i;の処理が実行され、変数aに変数iの値が加算されます。
 ループの先頭に戻った時に、i++が実行されて変数iの値がインクリメントされます。

 通常はそのままループを続けて、変数iの値が50を超えた時点でループを抜けるのですが、 上で言ったようにif(a>50)break;がありますから、この反復構造ではもっと早くループを抜ける事になります。

 変数aに加算を加えていって、変数aの値が50を超えたらループを抜け、 最後にalert(a);で、最終的な結果を画面表示して終了となります。

 反復構造を理解できないと、break文の扱いは難しいかと思います。 ですから、まずは反復構造をしっかり理解するよう実習を行ってください。


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