でもたまにはちょっと良いお茶も飲んでみたい。棚の前を通るたびに手に取るけど、すぐに棚に戻してしまう紅茶も飲んでみたい。と言う事で12月頃に、早めの自分へのクリスマスプレゼントと言い訳しながら、ちょっと高めの紅茶を買ってみました。
それで、ものすごくワクワクしながら飲んでみたのですが……正直「あ、こんなものか」と言う感じでした。
まずくはありませんが、特別に美味しくもない。
もし「美味しい!」と思ってしまって安い紅茶が飲めなくなったらどうしよう……なんて心配していたのですが、杞憂だったようです。
と、そんなこんなで2、3週間経過。
そろそろ紅茶が切れそうなので、また新しく紅茶を買ってきました。
もちろん今度はいつも飲んでいる紅茶です。
そしていつも通りに最初の1杯をストレートで入れて……………………そうか、とわかりました。
いつもよりちょっと良いお茶、確かに美味しいと思いませんでした。
思いませんでしたが、まずくもありませんでした。
そして確実に値段相応の味を出していました。
なぜなら、いつもの紅茶が飲めなくなっていたからです。
ストレートで飲むと香りも味もない。
濃いめに出しても駄目。もっと濃く出すと渋すぎて飲めない。
どう淹れても美味しくない。
なるほど、あのお茶はちゃんと値段相応の働きをしていたんですね。
よく考えたら、いつもよりお茶の減りが早かったですし、いつもより早いペースで飲んでしまいました。
単に、私が味を判別する舌を持ち合わせていなかっただけのようです。
その証拠に、「まずくて飲めない」と思っていたいつもの紅茶、結局飲んでいます(笑)。
最初は駄目でしたが、ミルクと砂糖と入れて誤魔化して飲んでいたところ、舌が慣れてきました。
今じゃガブガブ飲んでいます。
いや〜、人間って便利ですね。
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