このページはオマケです。
今年第一回目の更新に間に合わせるつもりが、書いてると分量がどんどん増えてしまい、全く間に合いませんでした。
相変わらずスケジューリングが下手です。すみません。
新年初っぱなから大コケ、しかも旬も過ぎてしまったのでオマケに変更しました。
なので、見つけた方はお楽しみ下さい。
また、途中までしかありません。続きがない方には申し訳ないです。
2004年 今年の蟹座の運勢です。
その昔(と言うほど昔でもありませんが)、日本では転職に対するタブー視や学校を変える事への蔑視が存在していました。まず組織ありきで、それに個体が属していると言う考え方が「当たり前」だったんでしょうね。だから一度就職した会社を変える=会社を裏切ると言った風に思われやすく、一つの会社に就職したら退職まで勤め上げる事が尊しなんてされていたりもしました。
しかし社会状況の変化や個人と言う単位の向上により、そうした考えは変わってきました。どんなに忠誠を尽くして勤めたところで、会社の業績が悪化すればポイッと投げ出されてしまうのですから、変わらざるを得ませんね。企業が社員を選ぶように、社員も企業を選びます。
しかも就職や進学は、蓋を開けてみるまでわからないところが多くあります。いったん転職したものの、内実が予想と違っていた為、また転職活動を始める事もそう珍しくないかも知れません。
と言っても、そう言う時代になったからと言って、皆が皆そうした行動を取っている訳ではありません。一度就職したら忠義を感じてしまって辞められない性格の人もいるでしょうし、慰留されると断り切れない性格の人もいるでしょうし、辞めたい気持ちがあっても新しい環境への不安が大きくて決心が付かない人だって射るでしょう。ひょいひょい会社を渡っていく人もいれば、じっと一カ所に留まっている人もいます。
そして貴方はどちらかと言うと、あちらこちら行ってみたいけれど、完全に新しい環境、未知の世界には行きたくない人です。例えば総務の仕事をしていたとしたら、転職するとしても必ず総務を希望したり、医療機関で働いていたら、次の仕事も医療機関で探そうとしたり、そうした今までのけ経験や実績との共通点を非常に重視します。「総務の仕事をしていたけれど、経理に興味があるから思い切って経理希望で転職してみよう」、「ずっと医療機関で働いていたけれど、次はアパレル関係に行ってみたい」と言った事はしません。
完全に新しい世界へ行く事は、今までの自分やそれに繋がるものと切れてしまうようで、何だか寂しい気がするからです。そうした気持ちや情と言うものを大切にするウィットな人です。
しかし、今年はそう言う情にまつわるもろもろを振り切ってジャンプする勢いが必要かも知れません。
恋愛では考え方の不一致に気づいたり、受け入れられない事を知ってしまったり、大きく動揺するかも知れません。例えば長く付き合っていて「このままずっと付き合って、きっと結婚するのね」と思っていたら「え?結婚に興味ないんだけど。ずっとこのままでいいんじゃないの」と言われて二人の不一致に初めて気づくような、そう言う意味での衝撃があります。
家庭面や友人面でも、同じような衝撃がありそうです。これは仕事や金銭面など、他のありとあらゆる面でも言えます。確かめる必要なんてない、そう信じていたから確認しないで来た事が、実は予想と全然違っているかも知れません。
でも早合点しないで下さいね。「じゃあ今年の蟹座は駄目なの!?」と思わないで下さい。そう言う訳ではないのです。これまでのやり方ではいけない、やり方を変えてみようと言う事なんです。
例えば友達に「ごめん、悪いんだけど1000円貸してくれないかな」と頼まれたらどうしますか?気軽に貸してあげますか?では友達に「ごめん、悪いんだけど100万円貸してくれないかな」と頼まれたらどうしますか?友達が困ってるんだもの!と貸してあげますか?その時に借用書を作りますか?「友達なのに、そんな水くさい事言い出せない」と作りませんか?
ですが友達だったら必ず返してくれる保証はどこにもありませんよね。お友達が実は借金まみれで雲隠れしてしまったらどうしましょうね。こういう時に、蟹座の貴方は合理的に考えるよりも、情けを基準にして動いてしまいがちです。だから借用書なんていいから、返せる時にいつでもいいから、と優しくしてしまいます。
でも、それでは駄目なんです。世の中はどんどん変わっています。人の心も変わっています。昔はそれで通用していたとしても、今も通用するとは限らないんです。それを寂しい、人の繋がりが荒んでいる、と早まった感情で決めてしまわないで下さい。親しき仲にも礼儀ありと言います。どんなに親しくとも守るべきルールがあります。
家族だからと言って、勝手にカバンを覗いてはいけませんよね。恋人だからと言って、勝手に携帯を見てはいけませんよね。それと同じです。どんなに親しくとも、なぁなぁで済ませてはいけない事もあるのです。それがプライバシーであり、個々の人を区別する境界であり、大勢の人々がお互いが気持ちよく過ごす為のルールです。
今年、色々な面で貴方の足下が揺らぎます。色々な場面で試されていると思って下さい。貴方が新しい基準で動けるかどうか、それを試す機会が何度もやってきます。そうした時に人に頼るのではなく、自分の意志で決めて行動して下さい。
貴方は貴方です。誰かの子供であり、誰かの恋人であり、誰かの伴侶であったとしても、一番根本的な部分は、貴方が貴方であると言う事です。そして精神的な自立が出来た時、悪く見えていたものが全く別な風に見えてくるでしょう。
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