私は基本的に本は必ず新本を買い、買った本は決して捨てず売らず、蔵書を増やしていく性格でした。
その為、どんどん本は増える一方でした。
当然、本棚に入りきるものではありません。
本棚に入らない本は、分散してタンスやら押入やらに収納していました。
しかし、最近一大決心をしました。本を売る事に決めたのです。
これまで一度も売った事がなかったのでかなり悩みましたが、本は場所を取ります。
手入れが大変です。しかも、重ねると重い。引っ越し時の頭痛の種です。
と言う事で、一旦決めたら後は話しは簡単です。
色々と吟味しながらも、どんどん段ボールに詰めていきました。
そうやっていざ、初の古本屋にドキドキしながら持っていったところ……本って売れないものなんですねぇ。
段ボール一杯の本は、紙切れ一枚くらいにしかなりませんでした。
割と本は大切に保管していたので、いささかショック。
どうやら小説や一般書、エッセイなどは駄目なようです。
確かにそうですね、古本屋で人気になる事はないでしょうし、考えてみれば不要な本なのですから、
そう高く売れるはずがありません。
では、と家の中をひっくり返して探してきた漫画も一緒に箱詰めして売ったところ、これまた紙切れ一枚と少し。
しかし、起死回生のものもありました。
それは「スラムダンク」全巻セット。紙切れ三枚ちょっとになりました。
やはり強し、少年漫画。
が、「小説も少女漫画も不人気。しかし少年漫画の人気作であれば昔のものでも高く売れる」とわかったところで、
残念ながら売れるその手の漫画を持っていません……。
でも本がなくなるとスッキリして良いです。
段ボール四箱ほど売ったところで、かなりスペースが空きました。
今までどれだけ本にスペースを取られていた事やら。
目標は、メインの本棚一つに全ての蔵書を収める事。今後は蔵書はそのスペースからはみ出せない事。
でも、これもあと段ボール一、二箱ほど売れば達成できそうです。
しかし、後から後から一体どこまで出てくるのか……押入ってすごいですね、小さく見えてかなり収納力があります。
―スラムダンク
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