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■ トライ・アンド・エラー 05年02月24日

タロット占いでは、「同じ質問を何度も占ってはいけない」と言われます。 これ、皆さんどう思われますか?

私には理解できません。 なぜ何度も同じ質問を占ってはいけないのか。

よく言われる理由として、「何度も占うと混乱してしまう」と言う事があります。 これは理解できます。 占い手法そのものに興味なく、単に答えを知りたい、 でも現実に確認する行動を起こすのは怖い、そう言った人は占いに頼ります。 何度も何度も占います。

そうすると、ただでさえ不安になっているところに占い結果で一喜一憂して、 挙げ句に「どれを信じればいいんだろう」と占いさえも役に立たなくなって、 更に悩んでしまう事があるからです。

それでは、占いをした意味がありません。 占いは迷う為のものではないからです。


でもそれらとは別に、占いを学ぼうという立場に立った時。 何度も占うという事は、逆に非常に大切ではないでしょうか。

例えば。「臨床試験は一度しかしていません」と言う薬を飲みたいと思うでしょうか。 「走行テストは一度しかしていません」と言う車に乗りたいと思うでしょうか。

実験を重ね、問題点を取り除き検証を重ねていく過程は非常に重要です。 安全性を高める為に、気の遠くなるような実験が繰り返されて、 初めて商品は消費者の手に渡っていきます。

普段何気なく店で購入しているものだって、 その後ろにはたくさんの人の努力が隠されているのでしょう。


私たちは、普段の生活の中でも色々な検証を重ねて生きています。 メールを書いたらそれを校正したり、服を買いに行ったら試着をしたり、 たくさん試して比較して決定するでしょう。

それは、大きな買い物、大切なものになればなるほど、 度合いが高まるのではないでしょうか。

服ならば試着して気に入ればすぐに買ってしまうでしょうが、 家を見て気に入ったからとその場で買いはしないでしょう。 試聴して気に入ったらすぐにCDを買うでしょうが、 お見合いして気に入ったらその場で入籍する人はいないでしょう。


重要視しているものであればあるほど、人は慎重に検証します。 ならば占いだって検証が必要ではないでしょうか。

何度も何度も占って、何度も何度も検証して、 そうやって判明していくものもあるのではないでしょうか。

何度も占って異なる答えが出た時。
その時にどう解釈するか。
これは違う答えが出たと結論づけるのか、
やはり同じ事をさしていると結論づけるのか、
その過程は非常に勉強になります。

同じ問題を色々な手法で検証するのも良いでしょうね。 気の向くまま、気が済むまで繰り返して比較検討するのも有効でしょう。

なので、やっぱり私は何度も占う事に対して肯定的です。






 



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