タロット占いはリーディングが要です。
どう言った主題を読みとるか、どういった流れを掴むか、
それ次第で占い結果は大きく変わります。
読み方次第では、結果は幾重にも変わります。
そのカードにどう言った意味を持たせるか、どういう位置に置くか、
解釈次第では色々なパターンが考えられるからです。
そう言う意味では、
作家の方などは特に勉強などしなくても上手く読みとれるかも知れませんね。
特定のキーワードを元にストーリーを練り上げる。
それを占った質問と照らし合わせながら矛盾の少ない整合性が取れた物にしあげる。
リーディングとは、そう言う行為だからです。
でも、私はそれを筋道立てて説明するのは非常に苦手です。
「これはこうだ」と言う答えはわかっているのだけれど、
では「なぜそうなるのか」が説明できません。
例えるならば
「パソコンを操作する事は出来る。けれどその中身については知らない」とか
「なぜ人は物を考える事が出来るのか、いざ考えるとわからない」とか
そう言った感じでしょうか。
普段は何気なくそれを利用していて、何の疑問も持っていない。
でもよくよく考えると、なぜ鉄の塊に文字を入力できて画像が表示されたり、
音楽が聴けるのだろうか。
なぜ生きていると言うだけで肉の塊が思考し行動出来るのか。
その基になる生命とは何なのか。
わからないけれど使える。
使えるけれど実は知らない。
そんな感じです。
私の中では結論は出ていて動かしようがありませんが、
しかしだからといって人様に解説するには説明不足の状態です。
そこでスタートからゴールまでの道をトレースしますが、
そこで蹴躓きます。
理路整然とした説明ができないのです。
頭の中ではハッキリと経過が描かれている。
スタートからゴールまでの道は決定している。
だから自分の中では、そこに至る結論に納得できている。
でも、それは「自分限定」です。
そのまま話しても、誰ひとり納得させられないでしょう。
かといってそれらを整理整頓し、
人を納得させうる理屈にまで体系づけて完成させる能力もありません。
試行錯誤して説明を考えてみるけれど、
たいてい途中で脱線してわかりにくくなります。
では、と短くしてみると結論だけが出てしまい、なぜそうなるかの説明がなくなります。
それを説明するとむやみに長くなって……と悪循環に陥ります。
短く、誰にでもわかりやすく。
言うは易し行うは難しですね。
シンプルである事は難しいです。
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