行動。積極的。攻撃的。自信。前進。成功。味方。助力。
行動。積極的。攻撃的。不遜。横暴。傲岸。自信の無さ。怯え。井の中の蛙
ビナー―ゲブラー。18番目のパス。8番目の文字。ケス・ケト、CH、柵・囲い。蟹座。
二頭のスフィンクスと一人の若者。戦車のカードです。
カードが与える印象は、これまでのカードとガラリと変わっています。
構図は法王、恋人の流れを汲んでいますが、変化もあります。
登場人物で三角形を描いていますが、二匹は動物に、中央の一人だけが人間に変わっています。
二頭のスフィンクスは、左が雄、右が雌です。
恋人では左が女性、右が男性でしたね。
そして屋外という点では恋人のカードと一致していますが、建造物の存在という点では法王のカードと一致しています。
また、このカードで初登場のものもありますね。戦車です。
これまでは登場人物が腰掛ける場所は椅子ばかりでしたが、戦車に描かれた若者は戦車に乗っています。
このカードは一見すると魔術師と皇帝の潮流を受け継ぐカードでしょうか。
若者の意志は固そうです。実行力もありそうです。誇りもあるでしょう。
魔術師の勢いと皇帝の堅実性がミックスされていますね。
しかし、このカードに置いて最も重要な点は、女司祭長と法王の申し子と言う点でしょう。
多くの建造物が建立された社会、はっきりと人の世を感じます。
若者はその国を背負っています。その代表として、その僕として無謀な行動は起こせません。
暴走しない象徴として、性質の異なる二頭のスフィンクスを、女司祭長の水色と月を背負った若者が御しています。
ですからこのカードで一番大切なのは、勢いや行動力ではなく、それらをコントロールする制御能力でしょうね。
04/06/19
恋人のように悩んだりはしない。ここでは悩む必要がない。
もう真っ直ぐに用水路の整備や保守に励んでいる。
ガムシャラに働く日本のサラリーマンはこれ。
ただし、その本体(用水路、会社)が揺らぐと大いにグラグラする。
これは戦車の対のカードでしょうか。
法王は拡大しますが、このカードは拡大じゃないですね。
反対に錐の先とか一点集中とか、そう言った範囲が狭まります。
戦車の範囲を決めるのは、戦車を支配するもので決まると思います。
その範囲が大きければ戦車の行動範囲も広がるでしょうし、狭ければ戦車の行動範囲も狭まるでしょう。
これは例えば、ローカルのテレビ局で放送される番組は一定の地域でしか見られないけれど、
衛星中継されてる番組はチューナーがあれば、どこにいても見られるのと似たようなものです。
で、戦車はその自分が属するものの為に戦います。
その為なら孤軍奮闘、獅子奮迅も何のその。
だからこれはサラリーマンのカードですね。
どこかに属しています。
それで、その属している中では最強です。
会社で昇進するとか、自分が関わってる分野で成功するとか、そう言うのもこのカードです。
しかし、場合によっては視野が狭くなったりする事もありますね。
上の言う事には何でも従っちゃったり、自分で疑問を持とうとしなかったりする事があったりしそうですね。
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