占いをしたところ、「未来は幸せそうなカードが出たのに、最終結果に悪そうなカードが出てしまった」、
反対に「未来は悪そうだけど、最終結果は良さそうなカードが出た」なんて事はありませんか?
こんな時は未来のカードを信じれば良いのか、
それとも最終結果を信じれば良いのか迷ってしまうと思います。
迷う必要はありません。
どちらを信じれば良いか迷うのは、どちらの結果も信じていないからです。
結果を信じていない、つまりタロットカードそのものを信じていないと言う事になります。
信じていないものを前にして、どちらを選択するか迷うのは馬鹿らしいと思いませんか?
もちろん、「良い事は信じて悪い事は忘れる!」と言うのも健全な反応だと思います。
ですからそうやって都合良くチョイスしてしまうのも一つの方法でしょう。
ですが、タロットを信じてリーディングしようと思われるのならば、
どちらか片方を信じようとせずに両方を信じて下さい。
良さそうに見える結果も悪そうに見える結果も、貴方に伝えたい事があるのでしょう。
「それでも未来は良くて最終結果が悪いのは納得できない」、
「結局はどっち?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
四則演算を思い浮かべてみて下さい。
例えば未来に太陽が出て、最終結果に塔が出たとしましょう。
太陽って何だか良さそうなカードですよね。塔は何だか悪そうなカードですよね。
では太陽を+100、塔を-100だと考えてみて下さい。
そして二つの値を足してみて下さい。
+100と-100を足したら?
答えは0ですね。
+100は単体で見たら+100です。
-100も単体で見たら-100です。
でも二つの数値を足したら、答えは0になってしまいます。
リーディングもこれと同じようなものです。
実際のリーディングの場合は、
占う内容や周囲のカードによってカードが持つ数値が変わっていきます。
そして足したり引いたり掛けたり割ったり、計算式も異なります。
全ての数値を計算し終わって出た答えがリーディングの結果ですね。
先ほどの例ですと、「0」と言うのがリーディングの結果です。
でもいきなり「0!」と言っても何の事かわかりませんね。
だから
「なぜ0が出たのか、まず+100と-100と言う数値があり、それを足す事によって0という答えが導き出された」
と言う説明を加える事になります。
「未来と最終結果で答えが違う」と思った時には、
おのおのを独立して判断せずに両者を組み合わせて読んでみましょう。
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