例えば占いをしてみたところ、どう見ても悪いとしか思えない結果が出たとしましょう。
貴方はその結果を見て、どう思いますか?
悪い結果が出たし、これから悪くなっていくんだ
当たるかどうかわからないけど、悪くなるかも知れないし不安だ
悪くなっていったらどうしよう
……こんな感じでしょうか。
まず、この時点で大きな誤解があります。
最初に、占いが当たらないと仮定して話しましょう。
この場合は、言うまでもありませんね。
占いが当たらないのならば、心配する必要なんてありませんから。
当たらない事を心配したって仕方がありません。
では次に、気になる占いが当たると仮定した場合について話しましょう。
この場合、「占いの結果が悪いから、現実が悪くなる」んでしょうか。
いいえ、「現実に何らかの問題を抱えているから、このままいくと悪くなる」のです。
「占いが現実になる」のではありません。
「現実が現実を引き寄せる」のです。
占いの結果が良かろうが悪かろうが、本当はどうでも良いんです。
占いには現実を変える力はないからです。
占いは告げるだけです。未来を変えたり、影響を及ぼす事はありません。
現実に何か状況が悪化する兆しが見え、その上で占いの結果が悪かったとしたら。
結果が悪かったと言って気に病む暇があるのなら、
その状況を変える為の行動を起こした方が何倍も効果があります。
でも結果が悪いと、ついつい気になったり何度も占ってしまう事もあるでしょう。
占いの結果が悪かった。
ではどうすればいいのか?
それを再度占う。
また悪いから占ってもらう。
良い結果が出たけど、どうしたらいいかわからないから占ってもらう。
……
でも、これで答えが出るでしょうか。
占いは結局、答えを出してくれても決断してくれる訳ではありません。
決断できるのは、貴方だけです。
もし間違ったら。 もし傷ついたら。 もし失敗したら。 もし傷つけてしまったら。
そんな「もし」から考えたり結論を出す事を放棄したとしても、それでも逃げ出すのは不可能です。
なぜなら考えられないから、わからないから占いの結果を見て答えを出す、
それであっても最終的な結論を出して答えを決めるのは、貴方自身に他ならないからです。
自分で考えるのを放棄した時、責任を感じる負担は減るかも知れませんが後悔が残るかも知れません。
後悔しない為には、悩もうが苦しもうが自分で考えて自分で答えを出すしかないのではないでしょうか。
自分で考えて自分で決めると言う事は、責任を持つと言う事です。
自分の人生に責任を持たない限り、迷いや後悔はつきまとうのでしょう。
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