貴方は常に信じるものが変わらないと言い切れますか?それともその時によって、信じるものが変わってしまいますか?
例えば「肌を綺麗にする為には、ゆっくりと時間をかけた丁寧なケアが必要です」と言われ、丁寧に優しくケアを続けてみたとしましょう。ところが、頑張って丁寧にケアを続けても、ちっとも肌が回復しません。
そんな時に、今度は「肌には自然回復力があるのです。それを最大限に生かす為に、不自然に手をかけずシンプルに過ごしましょう」と言われてしまいました。
丁寧に時間をかけても効果がなかったところですから、「そうか、方法が間違っていたんだな」と飛びついてしまうかも知れませんね。
こんな風に、何を信じるかと言う事はとても流動的です。ある事を信じているから、真逆の事を言われると何となく信憑性を感じてしまう、そんな事もあるのではないでしょうか。
それが本当に正しいのか、根拠があるのかと言うのは、全くの別問題です。人が信じやすいもの、と言うのは存在します。
例えば、占いで言えば、「貴方の運勢は最高です。幸せになります。絶好調です」と言われるよりも、「今の貴方は少しついていませんね。うまくいかない事が増えて、落ち込みやすいでしょう。でも大丈夫……」とちょっぴり悪く言われた方が、何となく当たってる気がするものです。
信じる信じないと言うのは、そんなものです。だからこそ、信じられるかどうか、キチンと根拠を求める事が重要なのでしょうね。「何となく本当っぽい」、「誰それの従姉妹のプロが言ってたらしい」、そうした情報だけで信じてはいけないのでしょう。
さて、貴方はどうしますか?この占いを信じますか?でもこの占いには根拠がありませんよ?そうです、根拠のないものは信じず、貴方が事実を確認できる事だけを信じて下さいね。
カード:死神(R)、ペンタクルのキング(R)、魔術師
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