「この人とは馬が合わない気がする」そんな風に思って人と話した時。「やっぱり馬が合わなかったな」と結論に至る事があります。
「これは面白くなさそうだ」そんな風に思って本をパラパラ眺めた時。「やっぱり面白くないな」と本を投げ出す事があります。
先入観というのは、思っているよりも大きな影響を与えます。「この人とは合わない」と思ってる人は、無意識の内にそっけな態度を取ったり、相手に興味なさそうな態度を取ったりしてコミュニケーションを拒否する姿勢を見せます。
それでは相手も居心地が悪いでしょうね。話も弾まずに終わってしまうでしょう。
結果的に「馬が合わない」と言う先入観が実証されます。
けれど、それがありのままの事実かというと少し異なるでしょうね。本当は話しも合うかも知れないし、親しくなれるかも知れません。
でも先入観があった故に、その通りに行動してしまったのかも知れません。
こうした事は珍しくありません。人は無意識に自分の命令通りに行動します。それは、本人の希望や願望は関係がありません。時には本人が望んでいない方向に自分を誘導する事もあります。
重要なのは「思いが強い」事です。「こうなったらイヤだ」その気持ちが強すぎれば、そちらに誘導してしまうかも知れません。
それを避けるにはどうしたらいいのでしょうか。良いイメージをする事、理想を描く事、マイナスの意見に心を捕らわれるのではなく、プラスのイメージに心を向ける事。そうするだけでも貴方の行動に影響が出てくると思いますよ。
カード:ペンタクルの4(R)、ペンタクルの6(R)、世界(R)
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